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ネタバレがありますので、未見の方はご注意ください。
謝辞
今回の動画の制作にあたっては、以下の書籍およびサイトを参考・引用させていただきました。感謝申し上げます。
黒澤明「蝦蟇の油: 自伝のようなもの」岩波現代文庫 2001
堀川弘通「評伝 黒澤明」 毎日新聞社 2000
橋本忍「複眼の映像」 文春文庫 2010
「黒澤明 集成」キネマ旬報社 1991
佐藤忠男「日本映画史上ベスト200シリーズ」キネマ旬報社
松田美智子「サムライ 評伝三船敏郎」文春文庫 2015
ドナルド・リチー「黒澤明の映画」教養文庫 1991
石坂昌三「巨匠たちの伝説」三一書房 1988
「IMDb」https://www.imdb.com/title/tt0047478/?ref_=tt_mv_close
「ウィキぺディア」https://ja.wikipedia.org/wiki/
「映画にまつわるさまざまな個人的エピソード」を、常時募集しています。
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今後、まとめて動画にして、定期的に公開させていただく予定ですので、個人情報等はお気をつけください。
「どんな映画を見たらいいかわからない」という方たちのための「映画紹介チャンネル」です。
このチャンネルでご紹介する映画は、全て名作であることをお約束します。
「シネマプロムナード」では、「クラシック映画をもっと身近に」をモットーに、名作映画の紹介を通して、少しでも多くの方たちにクラシック映画の魅力を伝えることを目的に製作しています。 古い映画に興味はあるんだけど、あまりにも数が多くて何をみたらいいのかわからないという方は、ぜひチャンネル登録をして、ご一緒にかつての名作映画を楽しんでいきましょう。
小学生の頃、テレビの洋画劇場で放送された「荒野の七人」がきっかけで知った「七人の侍」。数年後映画館でリバイバル上映された時に友人と観に行きました。
白黒映画だったのに、ちょっとがっかりして観始めたものの、物語が始まるとそんな事は忘れるくらい没入しました。映画館の大きなスクリーンで観たのも良かったと思います。
後に、スター・ウオーズシリーズのルーカスやスピルバーグ監督が、この映画から様々な影響を受けたと聞いて納得した事もあり、未だに一番好きな映画は?という質問をされると、迷わず「七人の侍」と答えています。
「さんそく」じゃなく、「さんさい」だと思うんだが・・・
これ今の技術でカラー化しても面白いと思うのですが、誰かやって欲しい。
あれは、麦刈りだったのかぁ~~~
30年ほど前に音声をクリアにしたというバージョンが映画館にかかり、劇場で見た(テレビでは何度か見ていた)。まさに圧倒された。大大大迫力。お腹いっぱい。胸いっぱい。アタマいっぱい。まさに言葉を失って帰宅した。超超超長尺の映画で、間に休憩を挟むが、スクリーンと物語に引き込まれて目を離せない。ストーリーは知っている筈なのに、これはどうしたことだ。実は音声はまったくクリアではなかったのだけれど、小さなテレビ画面で見る4桁以上も凄い。機会があるならば、是非ともスクリーンで、真っ暗な映画館(ハコ)で見て頂きたい。東宝さんに「七人の侍を大スクリーンで見る」企画を是非とも立てて貰いたい。テレビ画面でしか見ていない方々に「そんなもんじゃないのだ」という事を実感して頂きたい。
私的には、ほとんどセリフなし説明なしで描かれる勘兵衛の登場シークエンスが圧巻だった。「七人の侍」は名場面だらけで、あちこち模倣されているのだが、このシーンの真似は見たことが無い。黒澤明は編集の天才でもあることを納得できる。
日本の映画史上最高の映画です。
「この米、疎かには食わんぞ!」これこそ信頼できる男の言葉!
藤岡弘主演のアメリカ映画 「ソード·キル」言うSF作品が有り、 戦国時代の重症を負うた武士が何故か現代アメリカで氷漬けで発見される。 蘇生した武士が街を出歩き一軒のレストランに入ると食事をしてた女性が「oh ! トシローっ ミフネ!」と驚く。 瞬間 ワイは菊千代が頭に浮かんだ。 菊千代はアメリカでも有名なんやなと!!
この大傑作に一個だけ不満が。
序盤の納屋に逃げ込んだ盗賊のシーンで、盗賊の怯えた側面ばかりを強調していたところかな。
もう少し殺されて仕方ないと観客が思えるような、凶悪なところを見せれたら良かったのになと思いました。
荒野の七人か!
「3時間27分、無駄なシーンが全く無い」
本当に同感です。
セリフ一つ、カット一つ、音楽から効果音に至るまで、全ての要素がこの「七人の侍」を形作る重要なピースとして完璧に嵌まっていて、どれか一つ欠けても映画が完成しない、そんな気迫に満ちた情念すら感じる傑作だと思います。
もう既に何度も観返していますが、死ぬまでに何度も観直すと思います。
そして思うのは「脚本」の重要性ですね。
今は亡き親父に連れられて映画館に行きました。子供の自分にはセリフがなかなか理解できなかったのですが、親父の解説もあり、この映画のすばらしさを知りました。今は日本語字幕付きのDVDを買って、楽しんでいます。この映画を知らず、一緒に観た人は、観る前は気がすすまなかった人も、観た後は本当に素晴らしい映画だということを皆感じてくれています。この映画を教えてくれた親父に感謝しています。
こんな名作映画のネタバレとくに誰が死ぬかはやっちゃダメだろう人として
助監督だった堀川弘通さんの話によると、
撮影には大量の馬が必要になるため、どこに行ったらあるか悩んだところ、馬と名前が入った群馬県ならよかろうと探しに行ったところ全然見つからなかったそうです。無駄足だったと黒澤監督から怒られたと語っていました。
これが、カラーだったとしたらこれだけの、雨中での合戦シーンにおける迫力、緊迫感やスミレの中での逢い引きのシーンの色彩などを表現できただろうか?
冒頭の音声が聞き取りづらいのだけが少し残念だが、3時間を超える時間を感じさせない作品だと思います。
三船敏郎の演技には賛否あるようですが、私は実際はそれほど大柄では無い三船敏郎が菊千代役で大柄で真っ直ぐな侍に見えるだけで評価したいと思います。(三船敏郎はこの作品だけで大柄に見えるわけでは無いですが、侍役では常にそう見えるのはこの作品がきっかけになっていると思います)
話はそれますが、とてつもないキャスティングでリメイクされた、本作のオマージュである「荒野の七人」の中で、確信しているのは、私がひいきにしているジェームスコバーンが宮口精二の演技を超えられなかったことですね。
特撮無し、CG無し、かつモノクロスタンダードサイズ。
これで圧倒的な迫力とストーリー展開の面白さで人をグイグイ惹きつけて行く。令和の時代でも色あせてない真に日本映画の真髄的作品でしょう
「菊千代のテーマ」を聴くと、なぜか後のヒット曲、キャンディ―ズの「ハートのエースが出て来ない」が盗作ではないのか、と思ってしまう。(笑)
素晴らしい情報に感謝します。
我が人生で最も繰り返してみた作品で、英語版の「七人の侍」を手に入れた程ですが、お陰様で黒沢とスタッフが如何に苦労して手掛けたかがよくわかりました。確かに人物描写、設定、展開、すべてに役者やスタッフの力が漲っておりまうが、早坂文雄の音楽がなければ、あれほど心を高ぶらせることもなかったように思えます。できれば黒沢と早坂の打ち合わせ状態も知りたかってけど、早坂の黒沢から受けた感性があの音楽を生んだのでしょう。出だしの太鼓、浪人たちが通りを歩く様へのコミカルな音楽、トランペットの外れた音を注文した黒沢のセンスの良さは、やはり黒沢は偉大な映画作家ですね。
黒澤映画では時代劇とはいえ鉄砲が重要視されているようです。七人の侍でも〇んだ4人のうち3人は鉄砲により〇され、用心棒でも対決の相手は6連発の拳銃を握り、風林火山では武田信玄、その影武者共に最後は鉄砲により命を落とし、乱では3兄弟のうち2人が鉄砲により絶命している。
鉄砲による一方的で絶対的な死と言うものを劇的効果としているのでしょうか。でも多いよなあ。黒澤映画を神としている人たちごめんなさい!私も好きなんですよ。でもちょっと気になっていたもので。
今までに映画史上になかった大スペクタクル、侍たちと村の人々との心の通い合い、個性を持った7人の戦いの中での生きざま、心にしみるいくつかの名言等のちの世界の映画に影響を及ぼすすべての要素が入った世界遺産ともいえる最高傑作