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映画大好き兄弟によるネタバレ感想ラジオ。今回語るのは、是枝裕和×坂元裕二×坂本龍一という日本のトップクリエイターによる映画『怪物』。カンヌで脚本賞を受賞しただけあり、とんでもなく考えられた脚本構成! そして議論を巻き起こしている例の発言の真意はなにか? 本当に「誰もが怪物だ」というだけの映画なのか? 今回も深堀って語ります。「化学反応がすごすぎる!」
※このラジオは2023/6/3にTwitterのスペースで配信したものです。
兄:しの( https://twitter.com/mouse15278 )
弟:ばんぼ( https://twitter.com/babonbobonbo )
0:00 とにかく脚本がすごい
1:26 この脚本・監督コンビでこその魅力
8:27 伏線回収の妙
12:27 三幕目の重要性
14:47 クィアの映画であり、それだけでもない
18:45 「みんな怪物」ってだけの話ではない
20:54 社会の構造を提示する作り
26:07 役者の演技と演出について
36:28 ラストはどう解釈する?
45:34 些細な疑問
55:34 総括:この題材を扱った邦画では画期的
校長は生徒愛強いのでしょうか?スーパーで子供に足引っ掛けてましたよね。笑
この映画は本当に素晴らしいですよね。おふたりの感想良かったです!
今週末あたりに2回目鑑賞してこようと思います!
怪物だーれだってトイレで言ったのは、星川君がみなとくんに気付いて欲しかったからじゃないのかな、って思いました。
お二人のレビュー良いですねぇ。特に主導している人の聞き役である相方さん素晴らしいね。
その素直な感想は貴重ですよ。
一人語りレビューの人たち殆んどなーに視てんだ?と突っ込みどころ満載だがね。
もう少し相方に意見の同調求めるのはやめた方が良いと思いますけどね。
ちょっと興奮して喋り過ぎているかな。
2人は生きているのか?死んだのか?
どちらも正解な気がする。
銀河鉄道の夜でもあるし。
でもねぇ生き返る必要性ないよと。
そのまんまで、よいんだよと。
そのパターンも正解。
最後に是枝裕和さんはドラクエの堀井さんみたいなニクい!事しますよねぇ。
創ったけど結局は観客が主役だからよと。
語らずにはいられないと。
だって映画はわざと語らせないからね
ニクい!怪物だーれだ?
三幕でタネ明かしとか回収の映像をうまく避けて傷だらけの純愛ストーリーに仕立てたところはさすがだなと思いました。
クライマックスで中村獅童が嵐の日に息子を探しまわって川に落ちて死んでその遺体を猫のように弔うかたちの回収シーンにしたらよかった。
ラスト生き残って当然の二人だけに青空から祝福されてスタンド・バイ・ミーがはじまることで後味がよかったかな。
トイレの場面は扉の隙間からみなとくんのシャツが見えたのかなって思いました。
小学校のトイレなんて建て付け悪かったりしますから。
そして「怪物だーれだ」って言ったのは、みなとくんへの信頼を表現したのかなって思いました。
隣の席の女の子はみなとくんとよりくんの関係に全てではなくとも気づいていましたね。
だからタンバリンも一緒に行かせたんでしょうし、絵の具の雑巾もみなとくんに渡したんだと思います。
猫が死んでいて、みなとくんが猫と遊んでいたとホリセンに言ったのは、それもそれで単純な真実として彼女の中での表現であったのだと思います。
みなとくんが殺しましたとは一言も言っていないのがミソですね。
あとあと焦ったホリセンがみなとくんが殺したと証言してくれと頼んできた時にそれを断ったのは、大人が描くストーリーに嵌められたくなかったからだと思います。
一部を切り取って都合のいいストーリーを作る大人、その一部にはなりたくなかった。
という事だと思いました。
他者が見た自分の評価で自分のアイデンティティを得る、自分が何者なのかを知る、自分は怪物なのではと思う、まさに怪物ゲームがこの映画のモチーフというのは的を射た考察ですね!
銀河鉄道の夜みたいな話だなって思いました。
星とか宇宙とか電車とか。
切り取りだらけの世の中で、
怪物だらけの世の中で、
自分自身のこの世で最も綺麗な感情さえ自らが怪物に見えてしまった少年たち。
ラストシーンのフェンスがなくなった解放された線路の向こうで、光の向こうで、2人は生まれ変われたんでしょうか。
初コメントです。
「怪物だーれだ」のかけ声ですが、2人だけの楽しい時間を過ごした時のゲームのかけ声で、2人の繋がりを確認する合言葉にもなっているのではないかと思いました。
空が突然に晴れて2人を祝福しました
空気は澄み渡り、柵も消え去った
2人が一緒なら何もこわくない、湊君と依里君の幸せな未来を祈ります