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#ある男 #解説 #感想
弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から奇妙な相談を受ける。里枝の亡くなった夫「大祐」の身元調査を頼みたいと言うのだ。里枝は離婚を経験後、子供を連れて故郷に戻り、やがて出会う「大祐」と再婚。新たに生まれた子供と4人で幸せな家庭を築いていたが、ある日突然夫が不慮の事故で命を落としてしまう。悲しみに暮れる中、大祐の法要の日、長年疎遠になっていた大祐の兄・恭一が訪れ、遺影を見て「これ、大祐じゃないです」と言い放つ。愛したはずの夫「大祐」は、まったくの別人だったのだ…。城戸は、“ある男”の正体を追う中で様々な人物と出会い、衝撃の事実に近づいていくと、いつしか城戸の中にも他人として生きた男への複雑な思いが生まれていく―――。
(公式HPより引用)
公開日 :2022年11月18日
タイトル:『ある男』
監督 :石川慶
キャスト:妻夫木聡 窪田正孝 安藤サクラ 清野菜名 仲野太賀 真木よう子 他
▼公式HP
https://movies.shochiku.co.jp/a-man/
こんなん聞くより原作読むべし
平野啓一郎は本当に素晴らしい
解説がとても素晴らしいので感動しました。
なお最後のシーンは戸籍交換しているかどうかは問題ではなく、妻夫木さんが妻と分かれて、面倒なしがらみがなくなり、嘘で他人の振りをするところが面白いです。他人の振りをすることの、麻薬のような悪魔的な魅力に取り憑かれてしまったというわけです。
妻夫木さんは抑えた演技素晴らしかったですが、この映画はやはり窪田さんの演技が凄かった。あとは息子役の男の子の演技が素晴らしかったですね。安藤サクラさんをも飲み込むシーンがありました。この映画は戸籍で人を判断するバカさと戸籍で人にレッテルを貼られる辛さを訴えるものと感じました。
U-NEXTで配信始まったので観てみました。
何回か観て毎回見え方が違ってくる点がこの作品が海外で評価された芸術性なのかも知れません。
壁にかかった絵画を見つめる最後のシーンがイタリアでの映画祭で笑いが起きたそうですが、何となくわかる気がします。
城戸が絵画に見た1人の「大祐」を見る2人目の「大祐」と、私達がそのシーンに見た2人の「大祐」を見る3人めの「大祐」と。わかった今、わからない方がよかったことなんだということがわかった、という一言が耳に残りました。
映画観ました。
ほとんど予習なく、題名と出演者を見て決めました。
良い映画でした。内容と出演者の演技力が凄く見応えがありました。
特に妻夫木聡さんの演技力は素晴らしかったです。深みのある素晴らしい俳優だと改めて感じました。
真実とは何か?知るべきなのか?知らない方がよいのか?気にしないのか?・・・
人や環境によって答えは違うと思いますが、考えさせられました。
素晴らしい作品を鑑賞できて良かったです。
映画を年末になってようやく観ました。正直言って思っていたより内容が重かったけど良い映画だったと感じました。役者さんの演技力が素晴らしくて淡々としているのに飽きずにラストまで観れました。
今日見て来たのですが、一度見ただけではラストの意味深な感じに戸惑いました。個人的な好みで言うと小藪さんは要らないかな⁉️テセウスの船の時もガッカリだったのを思い出します。
韓国籍という理由で世間から差別や偏見を受けていた
城戸が最後シーンで谷口という嘘の名前と家族構成を告げることで
自己を肯定できたという 解釈みたい
ラストのシーン、直後は彼が真木よう子と離婚して数年たち、新しい妻との間にもう1人子供が…ということかと思ったのですが、あとになって、別の人生を語ってみたくなったのかな、と思うようになりました。原作ではそう(言ってみただけ)だったみたいですが、映画としてはどちらにも取れるように作られていましたね。
一昨日 鑑賞してきました
私も最後のバーのシーン凄く気になりました 妻の浮気で今の家庭を終わらせ城戸も谷口になったのか?とか その場だけの仮説で話したのか…
興味深い終わり方でした🤔