「日本映画ネタバレ」の人気記事ランキング
大友克洋『童夢』にインスパイアされた『イノセンツ』。その怖さの正体を独自レビューしています。
おまけの夜の部活
https://note.com/kakinuma_kiyoshi/n/n72053875514d
グッズの販売所
OMAKENOYORUのオリジナルアイテム通販 ∞ SUZURI(スズリ)
https://suzuri.jp/users/319723?utm_source=twitter
おまけの夜の雑誌
https://omakenight.official.ec
◆ツイッター
Tweets by bakemonofilm
◆インスタグラム
https://www.instagram.com/kiyoshi_kakinuma
◆ゲーム実況
https://www.youtube.com/channel/UCmAgEQxLR1oc8RyNIcZY36A
◆勧めのススメ
#映画紹介
#イノセンツ
#レビュー
テレポートじゃなくテレパシーだ
試写とシーン変わってる?
猫のシーン音だけだったように思う
うーん、この作品自体への感想は柿沼さんとほぼ同じだけど、サイコホラーの殺人鬼を大人の一般例みたいに挙げるのは違くないですか?
あぁいう所謂サイコパスって、そうでない人とは共感性・想像力がまったく異なってるはずで。
本当に怖いのは人間とか大きな括りというよりは、人間の「想像力を失ったが故に起こす行動」だと思います。
大人が悪意を発動しないのは、社会性みたいな抽象的なものじゃなくて、想像力とか共感性とか思いやりとかもっとはっきりした温かいものを持っているからなはずです。社会でうまくやっているサイコパス(ソシオパス)や、想像力が乏しい人間以外は。
暴力の連鎖があのクライマックスに繋がるというのは仰る通りだと思いますけど、そんなに悲観的・性悪説的なメッセージだけの作品ではないと自分は感じました!
四人の子どもの中で一番優しかったアイシャの能力が「強力なテレパシー(共感能力)」なのと、最後のイーダの涙がそれを示しているはずです。
最後他の能力者であろう子ども達が戦いを見てたから、今度は姉妹が危険視されて攻撃されるカモとつくづく心が疲れた😮💨
解説ありがとうございます🙏🏻
自らの無垢な悪意を久しぶりに意識的に見れたような気がします🙏🏻
いじめの構造と同じだね
どんな悪さでも出来る能力を持っているにも関わらず、子供達の超能力の使い道が伝言ゲーム遊びだったり、嫌いな子を大人に殺してもらうだったりと滅茶苦茶キッズだったのが独特で面白かったです!(表現が合っているかわかりませんが)
ラスボスとの戦いで先手を打とうとするも母親に「夕飯前に外出するな!」って怒られて家から出られずに後手に回る感じは大人同士のサイキックものじゃ絶対に起こらない展開で斬新でした笑
一言で表すと、北欧スリラー版XーMENという感じでした。
XーMENは元々、ミュータントの子供たちが預けられた学校兼寮が舞台なので、もし、この子供たちがXーMENの元にいればな、と勝手に想像しながら鑑賞しました。
自分たちが持ってしまった能力を、よく理解できないまま使い続け、そのことで様々な悲劇を生むというストーリーでしたが子供は、実は残酷な存在であると表現したかったのかなと思いました。
あと、主人公の名前はアイダではなくイーダで、自閉症の姉の名前はアンナではなくアナです。
大人が原因を求めて子供に詰め寄るのと、子供が原因を幻視させて人を操るのが対比になってて良かったです。
相手に求められている答えを口にできないほど”力”が目覚めるのかな?
はたまた自分の答えを相手に合わせて歪められるようになるにつれて”力”は薄れていくのかな……
能力的には夢があるけど親子関係的には夢がない、切ない話だなぁ……
あとこれは大友克洋の童夢の頃からそうですが、「団地」って舞台としてめちゃくちゃいいですよね!
無関心と噂話、大人のコミュニティと子どものコミュニティが同時に存在する巨大生命体って感じ!
幽体離脱で目標に近付く時はいつも団地の外観からで、まるで素肌から内臓が透視されるかのような気持ち悪さがありました。
大人だったら気持ち悪いから覗かない他人の内面を、子どもだったら興味が勝って覗いてしまうってバランスが罪悪感をそそられますね。
いや大人だって覗くんですが、別に覗いてませんよーってフリだけうまくできてしまったり……
その罪悪感がイノセンツでは透かされているようで、まさに最低で最高ですね!
ベンが最後まで苦しみ抜いていて切なすぎました😭
でも面白い作品なのでとても複雑な気持ちです。
柿沼さんが仰った能力と家庭の問題の関係性、ラストの子どもたち一人ひとりの背景に怖い想像をしてしまいますね…
観たいんだけどあと味悪い、じゃあ観ないでおこう?観なくてほんとにいいの?後悔するよその後悔が大人の残酷なところです
所々で黒沢清っぽさも感じられてとても良かった。