江戸時代の天然痘撲滅が学べ、細胞とともに、教育的見地を含む題材を大手の矜持としたのに拍手。映画を見ている御三方ならではの評価は素晴らしかった。主人公ご夫婦の武道の強さと絆が、全編を通して、見事に描かれていました。
吹雪の山越えのシーンは、1962年北陸トンネル開通以前の京都から敦賀へは冬期必須の難関で、赴任で長く住んだ敦賀内のより低い山でも普通に見られた凄まじさです。
「雪の華」じゃなく本作は「雪の花」で、歌「雪の華」は私も期待していたのに映画では流れず。ちなみに個人的に、中島美嘉・雪の華、一青窈 – ハナミズキ、MISIA ・Everything は同時期に流行り、スタッフに歌ってもらい私がハモって好評だったのも、良い想いで。

この映画を「つまらない」と言うユーチューバーさんの影響もあるのかないのか、お客さんの入りが悪いようで悲しい気持ちです。たしかにエンタメ要素はないのでそんなに入る映画じゃないとは最初から思っていましたが、静かな感動作でした。
松坂さんと役所さんが本当にベストキャストです。些細な映画的欠点に目を向けるより、「人間の志」の美しさに思いを馳せる映画だと思いました。

派手なアクションとかはないんですが昔の医者の方々の苦労がわかりました。あと昔の日本の風景とかがとてもよかったです。芳根京子さんの太鼓も見事でした。