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韓国ノワールの傑作と語り継がれる『新しき世界』のコンビ、ファン・ジョンミン、イ・ジョンジェが7年ぶりの共演で話題を呼んでいる『ただ悪より救いたまえ』が12月24日(金)よりシネマート新宿、グランドシネマサンシャイン 池袋ほかで全国公開される(配給:ツイン)。
主人公インナム役は、韓国が誇る名優ファン・ジョンミン。インナムの命を執拗に狙うレイ役は、現在Netflixで配信されている『イカゲーム』で話題沸騰中のイ・ジョンジェ。
4ヶ月に渡りタイ、日本、韓国の3ヶ国をまたいだグローバルなロケ撮影が行われた本作。日本パートでは殺し屋レイ(イ・ジョンジェ)の兄で日本のヤクザ・コレエダを演じた豊原功補と、レイの手助けをする白竜が登場する。解禁されたこの本編映像は、暗殺者インナム(ファン・ジョンミン)が、引退前の最後のミッションでコレエダを殺しに来るシーン。多くの手下を従えるヤクザのコレエダは「俺の女とハメたのか」と苛立った様子でウイスキーを一気に飲み干す。すると名乗りもせず「コレエダか?」と問いかける不審な電話が。身の危険を感じたコレエダは手下の名前を叫ぶが既に全員インナムに殺されていた。銃を構え、姿を現さない相手に対抗しようとするが…。
今回見事な韓国語のせりふを披露している豊原だが、在日韓国人というコレエダの役柄を考慮して自ら提案したもの。「役柄として、思わずこぼれるような韓国語があったほうがいいのではと提案してみました。発音に意外と難しい部分がありましたが、現場では助監督さんにチェックしてもらい助かりました」と明かす。
またファン・ジョンミン、イ・ジョンジェについて「演技への熱量を体の奥で温め、普段はとても自然な気遣いのできる素敵な方だと思いました」と共演を振り返った。
そして多数のノワール作品に携わってきたホン・ウォンチャン監督との仕事についてうれしかったと語る。「『チェイサー』など何度も見返したくなるような面白い脚本を作り上げたホン・ウォンチャン監督と仕事ができとてもうれしく思います。俳優との意見交換も積極的に行われ、とても創作意欲の充実している監督だと感じました」。日韓の名俳優の共演シーンも見どころの一つである本作。この熱いコラボはぜひスクリーンで確認してほしい。
監督・脚本:ホン・ウォンチャン 『チェイサー』『哀しき獣』(脚本)
出演:ファン・ジョンミン『ベテラン』、イ・ジョンジェ『新しき世界』、パク・ジョンミン『それだけが、僕の世界』
2020年/韓国/韓国語ほか/シネスコ/カラー/108分/PG-12
提供:ツイン、Hulu
配給:ツイン
宣伝:スキップ
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