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本動画はネタバレを含みますのでご注意ください。
【謝辞】本動画は、キネマ旬報増刊「映画史上ベスト２００シリーズ＿日本映画編」1982より多くを引用させていただきました。感謝申し上げます
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二年ほど前にネット配信で試聴し感銘受けた作品です。アイノコ（混血児）はハーフと言われるようになりこの製作時よりはニュアンスが変わりますが、差別はどの時代でも環境でも対象を変えては存在するんですね。
悲しい設定でしたがキクちゃんのキャラクターの逞しさが救いです。アンポンタのようなイサムの最後の別れ土壇場で本心の吐露、涙の叫びは感動です。
隣家の若夫婦良かったです。日本人は基本善良なんだとホッと胸を撫で下ろしたものです。
そして、なんといっても圧巻の北林谷栄です！この方は私が物心ついた頃から婆さんでした。意外だったのは高校生時代放送の『前略おふくろ様』で品の良い江戸前の大女将を演じてたのが印象的でしたが、その後トトロでも安定の婆ちゃんです。この作品1959年ですよ。私が生まれ年。なのにもっとも年老いてる！パラレルワールド？と戸惑うほど。
病院のエピソードは泣けます。
そしてラスト胸張るキクの姿が眩しい。
お涙頂戴ではなく、
アイノコを愛の子という眼差しで描いた作品だったよなあ😊