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【ご注意】『メメント』『プレステージ』のラストについて抽象的に話している箇所がございます。
*33分付近
●取扱作品
作品名:『オッペンハイマー』
予告編:https://youtu.be/Uoctuzt2IfU
公式サイト:https://www.oppenheimermovie.jp/
劇場公開日:2024年3月29日(金)
©︎Universal Pictures. All Rights Reserved.
00:00 はじめに
00:54 初見時の感想
04:02 視点❶
05:53 視点❷
09:10 本作の構造について
10:56 ネタバレ警告
*ここからは中盤以降の展開について言及します。
11:32 ジャンル❶
13:57 ジャンル❷
16:49 罪❶
19:01 罪❷
24:09 ジャンル❸
25:09 ラストについて
27:29 結局、どういう映画?
35:37 さいごに
なお発言は全て、私の所属団体に依らない個人的なものです。
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冒頭のOP動画はリスナーのきちそとおさんにご作成頂きました
#オッペンハイマー #クリストファーノーラン
【ご注意】『メメント』『プレステージ』のラストについて抽象的に話している箇所がございます。
*33分付近
【原作書籍以外の参考文献】
⚪︎Unleashing Oppenheimer: Inside Christopher Nolan’s Explosive Atomic-Age Thriller
⚪「ロバート・オッペンハイマー 愚者としての科学者」藤永茂 著
⚪「ヒロシマを破滅させた男 オッペンハイマー」ピーター・グッドチャイルド 著 池澤夏樹 訳
⚪「原爆から水爆へ」リチャード・ローズ著 小沢千重子/神沼二真 訳
⚪「科学大国アメリカは原爆投下によって生まれた」歌田明弘 著
嘘みたいな話だが人の住む市街で原爆実験した国が実在する。それも二種類の核爆弾で。
原爆使用を擁護する人もいるが、勝利目前での使用が正当なら、それはより窮地のロシアが原爆を使うことも正当化することになる。
エドワード・テラーと握手をした描写がイマイチよく分からず、オッペンハイマーがただのお人好し?とも思いましたが、この考察動画を見て、「なるほど、自分に罰を与えてくれてと…」と腑に落ちました。
近々、改めて2回目を観てきます。
映画「オッペンハイマー」の批評はいろんな方々がされてますが、茶一郎さが一番ですね。素晴らしいです。ずーと茶一郎さんのチャンネルをチェックしていたのですが、なかなか「オッペンハイマー」は出なかったのですが、待ってました!と言う感じです。確かに僕もあっと言う間の3時間でしたし、恐怖体験と言う表現は当てはまっているなぁと。
床の靴音は鳥肌が立ちました。僕は「インセプション」「テネット」も大好きなのですが、「オッペンハイマー」は超えましたね。
次回の評論も楽しみにしてますのでよろしくお願いします。
ついさっきIMAXで見てきましたが、この動画見るまで途中画角が変わっていることにも気づかないくらい没入してたと知りましたw
3時間を長いと感じないくらい面白かったです。
そして被爆関係者が身近にいるわけでもなく、当時の日本も決して褒められたことをしているわけでもないと分かっていますが、それでも原爆完成や投下を称賛する様子に不快感を感じ、普段気にもしませんがやっぱり故郷の日本が好きだったんだなと改めて感じさせてくれた映画でした。
今回も素晴らしいレビューありがとうございます✨
作品とは関係ないのですが、IMAXの大画面で「BITTERS END」の文字を見て感動してしまいましたw
配給してくれて感謝しかないです。
オッペンハイマーが作らなくても結局 誰かが作っていたんだろうと、広島や長崎に落とされなかったとしても、他の場所にいずれは落とされていたんだろうと、感じました。恐ろしい人類の狂気、それを持つのは一部の政治家や軍人や科学者だけで無く、原爆投下で歓喜していた一般人、つまり私たちも同じなんだと思いましたね。それを世界にわからせるための映画であり、そんな狂気と上手く付き合っていかなければならないという 教え だったのかなと。原爆投下後のオッペンハイマーの祝宴の演説のシーンで彼が見てしまった 原爆で溶けていく少女、それを監督の娘が演じてると聞き、ノーラン監督の伝えたい事を強烈に感じました
sexシーンの演出が見事すぎてびびる
ようやく見てきたけど凄い映画だったな
どんな映画かと言われたら確かに怖い映画
茶一郎さんの動画の中でも最上位レベルの良い映画評だった
テラーとの握手のシーン。
もちろん罰してくれてありがとうという意味もありますが、
個人的にはオッペンハイマーにとって否定的な発言だとしても唯一あの場で本心を言ったからだと考えています。
科学者同士の見えない絆のようなものを感じました。
動画投稿おつかれさまです。私もオッペンハイマーの解説動画を出しているのですが、説明の切り口がとても参考になるものでした。今後とも応援しております、頑張ってください!
個人的2023年No.1の映画だけど、トリニティ実験の爆発が原子爆弾のそれとは程遠かったのが数少ない不満点かなぁ。
どう見ても普通の火薬を点火させたような感じで、カットも近すぎて全体を捉えられてなくてキノコ雲なのか分からず、誤魔化してるような印象を受けてしまった。
ここはノーラン監督のCG嫌いが災いしてたような気がするね(そのシーンの演出は最高だった)
実験の爆発シーン、期待したほどでもなかったグラシネ池袋IMAXで観た音響はスゲー良かった
この解説で客観視するまではオッペンハイマーについて「感情移入できない主人公」という印象を全くと言っていいほど抱いていませんでした。それほどまでに没入感の高い作品だったのだと実感しました。
やはり茶一郎さんの解説考察が一番スッ…と入ってきます
長くて二回観るほどでは…と思ってましたが、こちらの動画を観てもう一度観たくなってきました
トリニティサイトで外で見学していた人達の中には被爆した者もいるはずだよね。
映画では、そこまで描かれていないけど、原爆実験を普通の爆弾を強力にした程度に甘く考えていた人達もいたはずだから、直視してしまった人もいるよね。
youtubeで色々な人のレビューを見ましたが、1番腹落ちしました
オッペンハイマーはクズです。😊
祝賀会の泣いてる人、吐いてる人
そしてオッペンハイマーが幻覚を見た理由はあのラジオが流れた時、自分がやった事の重大さを自覚したオッペンハイマーを含める数少ない人だと思った
原爆投下を素直に喜べなかった人達
輸入版ブルーレイで何度も鑑賞しました。(日本公開後にも映画館で鑑賞しました)
【以下ネタバレあり】
ラストシーンのオッペンハイマーの言動、最初観た時は混乱しました。
その場を去ろうとしているアインシュタインを引き留めて、彼が不快になるようなことをなんでわざわざ言うんだろうと。
何度も鑑賞した後に思いましたが、あれはオッペンハイマーが唯一弱音を吐いているシーンなのかと。
アインシュタインを唯一の理解者だと感じて、
彼にしかこの気持ちを話せないとオッペンハイマーが思った故の発言だった気がしました。
(大統領にも弱音は吐いていますが、泣き虫と言われてしまったので)
映画の冒頭で「(優秀な科学者だったのは)彼の時代ではね」みたいなセリフがあったように、
オッペンハイマーはずっと、量子力学について来れなかったアインシュタインを見下していたように見えます。
ただ、映画のラスト、池のそばでのアインシュタインのセリフから、
アインシュタインも自分と同じ苦しみを味わっていたのだと理解し、
その瞬間、ある意味父親のような親近感をアインシュタインに抱いてしまったのかなと思いました。
もちろん、他者の感情をイマイチ理解できないオッペンハイマーらしく、
アインシュタインはそれを聞いて不快になってしまいましたが。
賞賛は彼らのためだというセリフに全て持ってかれましたね…もう何もかもがペラく感じてしまう…笑
過去のノーラン映画の会話シーンだけを切り取ったような映画を覚悟していたら、ダーレンアロノフスキー的な横槍を突かれた。
アメリカ人として祝賀会のシーンは怖くてすごい違和感を抱かせられました。
大衆の喝采を聞きながらオッペンハイマーの脳内で人々の顔が溶けてしまうぐろいイメージを見て、その対照で悲しみも吐き気さえも招きました。
つまり、アメリカ人の観客にも罪の重さは明らかに描かれていたと思います。
哀しくも再び戦争に突入してしまった昨今において我々がいかに恐ろしい時代に生きているかを再認識させる映画でした。
私自身、二号研究に携わった仁科芳雄博士のことを個人的に尊敬しているので彼が原爆開発に振り回され寿命まで縮めてしまったことがやるせないです。
さらにやるせないのは日本政府が核兵器禁止条約に批准せず被爆者との溝が深まっていることですね。
この映画における最大の絶望は、オッペンハイマー自身の先見性にあると思った。
トリニティ実験で彼が実際に見た原爆の姿は、彼がそれまで心に浮かべていたビジョンと瓜二つだった。
それ故に、映画のラストで彼が思い浮かべている世界の終わりの姿が、確実に訪れる未来であることに彼が気づいてしまっていることが恐ろしいと感じた。
水爆開発が必要かレストラン?で協議するシーンで映画冒頭の水溜りの波模様を世界地図の上に見るシーンが2回くらいあった気がしますが、あれはつまり核戦争ってことですよね。破壊の連鎖のイメージ?
観終わって劇場を後にすると、街で見かける人々の楽しそうな幸せそうな様子が、この映画を観る前とは全く違って見えて、あまりの恐ろしさに街をしばらく徘徊してしまいました。。(T_T)
毎度思うけど本当にこのチャンネルの言語化能力は凄まじい
ノーラン監督 主演キリアン テーマは原爆
面白くなるに決まってるわ
個人的に人生の中でトップ10に入るレベルの映画だった
上映後もまだ終わっていない感覚に襲われました。この物語の延長線上に今の僕らの現実世界があると思うと怖かったです。
茶一郎さんのオッピーレビュー待ってました!!
プリンストン研究所での三者の錯綜が、ストローズによるオッペンハイマーへの復讐のきっかけであると同時に、オッペンハイマーの罪をアインシュタインが総括する結論であったという構成は非常に美しいと感じました。
科学者たちに嫉妬し当時最高の物理学者を失脚させることで溜飲を下げようとしたストローズに対して、部下の言う 「本当はもっと重要なことを話していたのかもしれませんよ」というセリフとそれを聞いたストローズの表情が、科学と平和に対する権力者の無理解を痛烈に皮肉っていて最高でした。
魅力的なキャラクターも面白いベントも何もないのに3時間見入ってしまうすごい映像映画だったと思います。
ロスアラモスの風景って最近どこかで見たなぁと思ったら、アステロイド・シティでした。
非常に興味深い考察で、面白かったです
原爆投下を決断した大統領をゲイリー・オールドマンが怪演して、ダークナイトシリーズとの対になってましたね
原爆投下に関して、オッペンハイマーへの痛烈な皮肉
「もぅ、あんな弱虫は連れてくるな」
フロリダで公開日にIMAXで観ました、が、自分の拙い英語力では早い会話、専門用語、多大な情報量を理解しきれず、茶一郎さんの解説を拝聴して理解度が深まりました。
日本語字幕版も観てみたいです。
人の形した炭を踏むシーンはゾワッとした、、
23:50 オッペンハイマーが泣いていたり嘔吐していたりする人物を見て罪を感じているように見えたわけではなく、顔がただれていく人物同様、被ばく者を重ねているのだと思いました
祝賀会の泣いてる人や嘔吐してる人らは被爆者の暗喩ではないかと思いました。
光の中で笑顔の女性の様相やオッピーの足元の塊しかり。
素晴らしい解説を有難うございました。 多角的視点で映画の豊かな内容が分かり、ぜひ見たくなりました。
世界を動かす人々は途上地域を集権体制に委ねて勢力均衡と近代化を図り、人口過剰や腐敗、衆愚化の際は
戦争等の犠牲も忍んだが、後々は民度を高めて一体化や民主化を促し、費用や危険を下げたかったのでは?
だとすると皆、時代の巨大な流れに影響されていたことになりますが、今後は代償の少ない発展を願います。
先週末IMAXで観ました!
個人的には、踏み鳴らされる足音、祝賀会で聞こえる悲鳴や大音量の音楽など、色々な音がとにかく怖かったです。
あと、ストローズ役のロバート・ダウニーJrが、後半の種明かしパートで、人間誰しもが持ち得る負の本性をわざとらしくなく、かつ憎らしさ満点で爆発させる姿に、ある種の小気味よさを覚えてしまいました。
アインシュタインの帽子が風で落ちるシーン。
自分の意思とは関係なく、「落とされる」ことのメタファーなのかなーとか思った
ストーリーに追いつこうと必死で1回目見ましたが、この動画を見て映像に注目して2回目見に行って来ようと思います!
なお共和党のとある下院議員は「ガザに原爆を落として片付けろ。広島や長崎のように」と発言した模様。反省しない人間は何も変わりません
茶一郎さんのレビュー、いつも的確かつ新しい視点を与えてくれて感謝です。
あまりに感銘を受けたので、初めてコメントさせていただきます。
私も祝賀会の足踏みのシーンは震え上がるほどの恐怖、哀れさを感じました。
「映画という無限ループに閉じ込める」なるほど凄まじい罰…
また、日本人として本作を「プロパガンダ映画」と判断してハナから観ないとする人が多い事は残念でならないと思います。
アメリカの学者、市民、軍人、政治家等それぞれの事など、考えもしなかった視点が見えた気がします。
アインシュタインのセリフ、字幕だと「供される」となってたと思いますが、これは供物と同義ですね。
おっしゃる通り、生贄として称賛されるという意味合いだと思います。
トリニティ実験の所で3つに別れたチームがそれぞれのタイミングと音の距離感で爆発を体験するシーンは、ダンケルクやTENETにもあった時差マジックそのもので、予習した問題がテストに出た気分になりました。
DUNEといい、オッペンハイマーといいモノクロの使い方がめっちゃ好き
トリニティ実験のカウントダウンのシーン、観ながら「ああ世界が永遠に変わってしまう、、」とドキドキしました。